衆院選で各陣営は、さまざまな工夫を凝らし…
- 2024年10月30日
- 不連続線
衆院選で各陣営は、さまざまな工夫を凝らし集票合戦を展開、票の掘り起こしを図った▼例えば立民の金城徹氏はスマホアプリ「ライン」で選対アカウントを開設。友だち登録すると候補者紹介や遊説の写真が見られ、知人に転送もできる仕組みをつくった。選挙では一般的に「電話帳にある10人に一票入れるよう伝えて」という行動提起があるが、電話が恥ずかしい人はラインでさらっと送れるから便利▼維新の山川泰博氏はSNS「インスタグラム」の生配信を活用した。地域を練り歩くスタイルの山川氏を運動員が後ろから動画撮影し、本人が手を振る様子を中継。画面越しでも一緒に選挙運動をしている臨場感を演出した▼そもそも、沖縄4区は本島南部と先島を含む選挙区だが、候補者はいつも離島に行く時だけ離島の問題を話題にしがち▼しかし今回は全員が本島で「八重山」を語り出し、自衛隊の南西シフトや物価高といった離島の課題に言及した。最も影響を受けた離島の象徴なのだろう。島々を抱える4区らしい選挙になったことは歓迎したい▼選挙区では自民の西銘恒三郎氏、落選したれいわの山川仁氏が比例復活した。西銘氏は八重山に関して物価高対策、山川氏は南西シフトの廃止を訴えた。選挙の発言だけに終わらせず、国政の場で実現を。(玉津盛昭)
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