創立30周年の節目祝う
- 2024年10月28日
- 芸能・文化
石垣市文化協会(新城知子会長)の創立30周年記念式典・祝賀会が27日、南の美ら花ホテルミヤヒラで開かれ、式典で同会活動に尽力した歴代会長や役員ら15個人、21部会を表彰した。祝賀会は部会員による多彩な芸能が披露されるなど盛大に行われ、参加者らが同会の節目を祝いながら、さらなる文化振興と発展を願った。
同会は1994年10月26日に森田孫榮初代会長を中心に発足。「継承・発展・創造・交流」の四つの柱を据えて、文化活動を実践してきた。現在21部会・約300人の会員が所属、すまむにを話す大会や石垣市民総合文化祭、サンシン大合奏会などさまざまな活動を主催している。
記念式典で新城会長は「どのような時代であっても忘れてならないのは受け継がれてきたわが島の文化。この文化を次世代に引き継ぐことは私たちに課せられた重要な使命であり、終わりのない尊い役割だ」と述べ、「市文化協会が時代を超え、世代を超えて文化活動の中心的役割を担っていく」と決意を新たにした。
受賞者を代表し、第5代会長の石垣久雄氏があいさつを述べ、「大きな賞をいただけてうれしい。激励と受け止めて賞に恥じないよう頑張る所存。40周年に向かい、今後も文化のまちづくりにまい進していこう」と呼びかけた。
祝賀会では民俗舞踊部会・勤王流部会合同での座開き「鷲ぬ鳥節」が披露されたほか、宮城千代研究所による「鶴亀節」、黒石髙子研究所による「黒島口説」などがあり、祝いの席に花を添えた。
中山義隆石垣市長は祝辞で多くの会員が県文化協会賞や功労賞を受賞していることにふれ、「このような実績は県内で他に類例を見ない。八重山郡民の最も誇りとするところで敬意を表したい」と激励、今後のさらなる活躍に期待した。このほか沖縄県文化協会の與那嶺紘也会長、﨑山晃石垣市教育長、八重山事務所の長濱広明所長もあいさつを述べた。
表彰者は次の皆さん。
【歴代会長】
石垣久雄(第5代)、村田栄正(第6代)、故嵩本安意(第7代)、江川義久(第8代)、糸洌長章(第9代)
【役員功労】
▽幹事=興那國久枝、真地米子、上地和雄、大底ハマ子、安里昭子、新城直樹、平良八重子▽監査=伊波努、宇保安博▽前事務局長=玻名城安教
【部会功労】
茶道・華道・民俗舞踊・勤王流・民踊愛好会・三線・琉球芸能・箏曲・太鼓・あかようら・写真・書道・美術・木工・陶芸・歴史民俗・食文化・古謡・武道・琉球茶会・すまむに
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