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ただでさえ数少ないボランティア会員の一人…

 ただでさえ数少ないボランティア会員の一人が亡くなった▼自分たちで言うのも気が引けるが国道ヤラブ並木は空港入り口寄りから大浜集落まで、月1回約1週間の新芽摘みの奉仕作業で見通し、景観が改善され通行車両、人の安全に寄与してきたと自負している▼当初は3カ月ごとに伸びた枝を鉈やのこで切り落とす面倒臭さ。こんなことをしていたらボランティアでは続かないと話し合い、新芽で摘む軽作業に切り替え、毎月それも15日のスタートで行おうと決めた▼当初、手の届く高さで芽摘みをしていた。その後土木事務所がバスや大型トラックに触れそうな高さの枝を切断、剪定(せんてい)に及んだため、会でも高さ対応を練ることに。手を挙げたのが器用な東嘉弥真恒芳さん。竹に鎌を結えたひっかき具を作り会に提供してくれた▼25日、その恒芳さん(国道ヤラブ並木一五友の会2代目会長)が亡くなった。恒芳は戸籍名で学生時代の友人や地域の人には英弘で親しまれていた。島では二つの名前を持つ人も多く、京子が節子、政子が郁子、安次が博克など、本人の釈明がないと人違いされることも▼恒芳(英弘)さんは亡くなる前日まで訪ねてきた友人知人の名を呼び、今にも毎度の冗談を飛ばしそうだった。家族を大事に友とは仲良くが口癖だった。合掌。(仲間清隆)

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