陸自オスプレイ 石垣に飛来
日米共同演習
那覇へ患者搬送訓練
那覇へ患者搬送訓練
23日から実施されている自衛隊と米軍による共同統合演習「キーン・ソード25」の一環で25日午後、陸上自衛隊V22オスプレイが新石垣空港に飛来した。石垣駐屯地内で負傷者の治療訓練を行い、高度治療が必要な患者役を那覇病院に輸送するためオスプレイに乗せ換えて那覇空港に空輸した。沖縄県がオスプレイの使用に反対し自粛を求めているなか、陸自オスプレイは2023年に続いて同空港を3度目の使用となる。(9面に関連)
訓練は、自衛隊西部方面隊、北部方面隊、航空総隊など20人、米海兵隊20人が参加し、日米共同で行った。島内で発生した患者を駐屯地医務室で治療した後、高度治療が必要な患者を車両で空港まで運び、オスプレイに乗せて那覇空港に運んだ。
那覇空港を出発したオスプレイは、市民団体が空港のフェンス沿いで演習に反対の声をあげるなか、午後1時10分すぎに石垣空港へ着陸。駐機場では大きなプロペラ音が響いた。
負傷者役の米兵と自衛官が乗る担架五つをオスプレイに運び、着陸から40分後の午後1時50分すぎに那覇空港へ向けて離陸した。
陸自オスプレイは、木更津駐屯地(千葉県)所属の1機が、エンジンの油圧系統の不具合を知らせる注意灯が点灯したため事故予防のため、今月23日午前11時20分ごろに、鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地に予防着陸している。23年11月29日には米空軍オスプレイが鹿児島県屋久島沖で墜落事故を起こしている。
26日には、与那国駐屯地内に陸自V22オスプレイ、米軍MV22オスプレイが着陸し、患者輸送訓練を行う方針。
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