創立30周年の節目祝う
- 2024年10月26日
- 社会・経済
記念式典で功労者10人表彰
赤十字運動の担い手として、活動資金の増強や地域の保健福祉などの活動を推進してきた日本赤十字社沖縄県支部石垣市赤十字奉仕団(黒島郁江委員長、団員41人)の創立30周年を記念した式典が25日、市内のホテルで開催され、多くの団員や関係者が参加してさらなる奉仕の輪の広がりへ決意を新たにした。表彰式では、長年にわたる活動を顕彰して初代委員長の瀬戸守さん(75)=大川=ら10人の功労者へ賞状が贈られた。
同奉仕団は、地域福祉の充実強化を目的に県内19団体のうち、16番目の地域奉仕団として1992年3月19日に47人の団員で結成。献血の推進活動や医療機関でのボランティア活動、救急法などにつての研修、福祉施設の訪問などを実施しながら、赤十字活動の実践団体として地域に貢献してきた。
節目の年を迎え黒島委員長は「奉仕団は人道博愛の精神のもと赤十字の使命とする活動を実践しようと組織された。組織の強化を図りながら地域のみなさんに寄り添いながら赤十字の理念に向けて活動していきたい」と決意を新たにした。
功労者表彰の受賞者を代表して大仲恵美子さんがあいさつ。「献血活動や防災訓練の炊き出しを行ってきたほか、救命法や献血の大切さなどを学んできた。役員や団員の支えがあり、ここまでやってこられた。今後は健康で歩ける限り活動を続けていきたい」と述べた。
支部長の玉城デニー知事のあいさつは同支部の上間司事務局長が読み上げ「日ごろからさまざまなボランティア活動に多大な協力をいただき感謝する。今後ともみなさんの支援と地域防災活動のさらなる推進をお願いしたい」と述べた。市区長の中山義隆市長の祝辞は、副地区長の大城智一朗市民保健部長が代読した。
同奉仕団は、30周年記念事業として市社会福祉協議会の石垣安志会長へ車いすを贈呈。石垣会長は「高齢化社会が進み、支援を必要とする人が増えている。車いすは有効に活用したい」と感謝した。
引き続き行われた祝賀会は、石垣市地区の野崎かおり事務局長の祝辞の後、大城副地区長の音頭で乾杯。
後呂喜和子さんら6人の「鷲ぬ鳥節」の座開きに続き、舞台で次々と余興が披露された。
県支部の上間事務局長による特別記念講演も行われた。
功労者表彰の受賞者は次のみなさん。()内は活動年数。
瀬戸守(29年)、玉代勢光子(31年)、多良間吉則(27年)、下里恵子(同)、大仲恵美子(同)、大谷博子(22年)、漢那トシ子(21年)、大浜多恵子(同)、新城トヨ(同)、黒島郁江(17年)
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