三日攻防 訴え熱く
- 2024年10月25日
- 政治・行政
4氏、浮動票狙い全力
27日投開票の衆院選は24日から三日攻防に突入した。沖縄4区に立候補している金城徹氏(71)=立民=、山川泰博氏(54)=維新=、西銘恒三郎氏(70)=自民=、山川仁氏(50)=れいわ=の4氏は本島南部や八重山へ東奔西走、訴えに熱を込めた。
沖縄4区の最激戦エリアは11市町で有権者が最も多い豊見城市。地元住民や多くの移住者が生活する地域で票読みが難しいとされる。今選挙には豊見城出身で維新とれいわの山川両氏が参戦したことで、さらに複雑化した。
こうした状況から各陣営は豊見城市に隣接する南風原町や八重瀬町、離島の八重山入りして無党派層の掘り起こしを進めている。
金城氏は午前に南風原町、午後に豊見城市入りして訴えを展開、「自公の政治は大企業優先に偏っている。それを是正することが政治の役割」と批判し、住民への直接支援の必要性を唱えた。同日夕方には豊見城市で総決起大会を開いた。
維新の山川氏は豊見城市内での企業訪問に汗を流し、夕方に八重瀬町で演説し、「自民が最低賃金を1500円まで上げるというが、中小企業や個人事業主が多い沖縄では厳しい。減税して経済を回すことが大事だ」と主張した。
西銘氏は公示後初の石垣島入り。白保から街頭演説を始めた。登野城では物価高対策に触れ、「医療や介護、保育など政治の力で給与を上げていくべきだ。中小企業や農業、漁業などの所得が増えるよう対策をとる」と訴えた。
れいわの山川氏は16日に続き2度目の来島。真栄里北交差点で街頭演説を行った後、市内を遊説し、「積極的財政支援で離島の格差解消と離島振興を進めていく。デフレも解消していく」と現政権を批判しながら支持を呼びかけた。
26日夕、最後の訴え
4陣営は26日夕、各地で最後の訴えを展開する。選挙運動の街頭演説は同日午後8時までだが、SNSなどインターネットを使った選挙運動は同日午後11時59分まで投稿できる。
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