2日連続で全41便欠航
- 2024年10月25日
- 社会・経済
運航機材DHC―8―400カーゴコンビ4機の車輪に不具合が見つかった問題で琉球エアーコミューター(RAC)は24日、原因の特定に至っていないとして23日に続き全41便を欠航にした。1515人の足が乱れた。2日間で3000人余りにのぼる。25日は8便が欠航、278人の足に乱れが生じる見通し。
不具合は車輪の主脚タイヤのホイールを止めるボルトとナットの一部ゆるみ。22日夜の整備点検の際に1機で確認され、そのあと他の3機でも同様の不具合があったが、原因が分かっておらず、「整備処置が完了し安全が確認されるまで同型機の運航を停止する」として2日連続で全便欠航を決め、「大変なご迷惑をおかけしますことを心よりおわび申し上げたい」と陳謝した。
24日は那覇―久米島の2便をボーイング737―800(165席)で臨時便を運航した。RACは「JALグループのリソースを最大限活用しながら臨時便などの設定を検討していきたい」としている。
欠航便のうち八重山では那覇―与那国3便で83人、石垣―与那国7便で199人、石垣―宮古6便で274人、石垣―那覇1便で36人が足止めとなった。
25日は那覇―久米島、宮古―石垣、宮古―那覇の計4便の欠航を決めたほか石垣―与那国の3便と与那国―那覇1便を含む計9便で臨時便の運航を計画する。
RACのみの運航となっている与那国空港では24日までの2日間、島内外の行き来ができなくなった。与那国空港では前日に続き、前日の空席待ちとこの日の予約客が手続きを行うため長い列をつくり、2時間近く並ぶ客も。島外客は2日間も延泊を余儀なくされた
22日に与那国入りした50代男性は「石垣島から1泊2日の出張予定だったが、3泊することになった。この日は前日より列が長く、手続きに2時間近くかかった」とげんなり。「RACから宿泊費の補償があるので金銭的な負担はないが、同僚に休みを変更して出勤してもらうなど迷惑をかけているので早く帰りたい。早く正常化してほしい」と話した。行列客から「臨時便を出せないか」との声も挙がった。
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