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八重山古典民謡 堂々と

第1部の座開きで「鷲ぬ鳥節」を斉唱する新人・優秀・最優秀賞合格者ら=19日夜、市民会館大ホール

第1部の座開きで「鷲ぬ鳥節」を斉唱する新人・優秀・最優秀賞合格者ら=19日夜、市民会館大ホール

垣本社長から賞状を受ける合格者ら=19日、市民会館大ホール

第48回八重山古典民謡コンクール発表会
コンクール合格者ら晴れ舞台

 第48回八重山古典民謡コンクール発表会(八重山毎日新聞社主催、八重山古典民謡保存会主管)が19日夜、石垣市民会館大ホールで行われた。発表会はコンクールの集大成。4部門の合格者計44人が晴れの舞台に立ち、合格の喜びを歌に込めた。舞踊や琴などの各研究所が花を添えた。(3面に写真特集)

 コンクールは正確な八重山古典民謡の伝承普及と新進唄い手の発掘、後進の育成などが目的。6月に審査が行われ、最優秀賞に5人、優秀賞に14人、新人賞に21人、奨励普及賞に4人が合格した。合格率はそれぞれ10・6%、24・1%、91・3%、100%だった。

 発表会は新人・優秀・最優秀賞合格者による斉唱「鷲ぬ鳥節」で幕開け。奨励普及賞合格者は「でんさ節」をうたった。各部門合格者の斉唱、独唱が続いた。

 男性は紋付きはかま、女性は緑の着物、児童生徒は制服にそれぞれ身を包み、緊張感にあふれる会場でコンクール審査曲のほか八重山を代表する民謡の数々を堂々と歌い上げた。

 舞踊研究所と箏曲研究所の各5カ所、太鼓団体2カ所、笛7人が合格者の演奏に彩りを加えて舞台を盛り上げた。

 最後は最優秀賞の部の独唱で宮根奈緒子さんが「仲筋ぬぬべーま節」、吉川忠男さんが「崎山節」、照屋カンナさんが「しょんかねー節」、南風原大征さんが「月ぬまぷぃろーま節」、宮城圭さんが「とぅばらーま節」をそれぞれに切々と歌った。

 独唱のトリを務めた宮城さんは「気持ちよかったが、まだまだ稽古不足。これを機に次のステップに向けて前進していきたい」と気持ちを新たにしていた。

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