試験運行 来月スタート 石垣市自動運転EVバス
- 2024年10月19日
- 政治・行政
新港地区~離島ターミナル3㌔を15分で
運賃は無料 乗車人数8人
運賃は無料 乗車人数8人
石垣市とNTT西日本(北村亮太社長)、マクニカ(原一将社長)、東運輸(松原栄松社長)の4者は、観光客の二次交通手段の拡充や地域住民の交通手段の維持などを目的とした自動運転EVバスの実証運行を11月11日から16日までの6日間、新港地区旅客船ターミナルからユーグレナ石垣港離島ターミナルの区間で行う。国土交通省の地域交通確保維持改善事業を活用し、交通機関のドライバー不足などの社会課題の解決を目指す。
試験運行に使う車両は、フランスのGAUSSIN MACNICA MOBILITY社(旧ナビヤ社)が製造する自動運転EVバスで定員は10人。前後に取り付けられた安全確認用のカメラや赤外線を照射し障害物の検出を行うLiDAR(ライダー)、自車の位置を特定する衛星測位システム(GPS)などの機器を搭載してレベル2の自動運転を実現する。
運行区間は3㌔で、安全確保のため時速15㌔程度で走行。主点までの所要時間は15分を見込む。実証運行中は万が一の事態に備えて、オペレーターや安全確保の人員として2人が乗車。緊急時は手動運転に切り替える。将来的には完全無人運転のレベル4での運行を目指す。
運賃は無料で予約などは不要。一度に乗車できる人数は8人で乗車。試乗した人にはアンケートに答えてもらい、需要動向調査などに生かしながら実際の運行時の料金設定などを検討する際の材料とする。
都市計画課では「ほかの車両の通行の妨げにならないように配慮しながら運行する」として理解と協力を呼びかけている。
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