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悪いマナー、住民ら迷惑

看板で野球とサッカーの使用を禁止している「とぅぬすく公園」

看板で野球とサッカーの使用を禁止している「とぅぬすく公園」

野球やサッカー
禁止の球技 絶えず

 登野城土地区画整理事業で石垣市が街区内に整備した「とぅぬすく公園」(2016平方㍍)で、近隣住民が利用者のマナーの悪さに悩まされ続けている。野球やサッカーは禁止されているが、ボールを使った利用が後を絶たず、住宅や車両に当たるなど迷惑を受けていると言い、「市は対策をとってほしい」と改善を訴えている。

 同公園は2020年度に完成した。利用案内板は「野球のバッティングなど周囲の人にけがをさせる恐れのある行為はやめましょう。野球はキャッチボール程度とします」「サッカーをするときは、周囲の安全を確保し危険と思われる行為はやめましょう。フェンスにボールを当てないでください」などと一定程度のスポーツ利用を認めていたが、苦情が多発したため禁止に。看板で「サッカー 野球 禁止」と知らせている。

 公園は190㌢程度のフェンスに半分程度囲われているが、残り半分は腰の高さ程度の囲いしかない。近隣住民によると、子どたちが野球やサッカーで遊んでいるとき、ボールが公園外に出るという。

 近隣住民の一人は「円形脱毛症にもなった。だから見て見ないふりをするしかない。子どもたちには遊んでほしいが、市には近隣に害が及ばないよう対策をしてほしい」、別の住民は「精神的な苦痛を受けている。土地区画整理事業で土地を切られて公園になったのに、なぜ被害を受けなければならないのか」と怒りをあらわにする。

 公園を管理する市道路・施設課は取材に「看板だけでは厳しいところがあると思うので、今後どういうことができるか検討していきたい」としている。

  • タグ: 石垣市とぅぬすく公園
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