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衆院選が公示され、12日間の選挙戦が…

 衆院選が公示され、12日間の選挙戦がスタートした。沖縄4区では4人が立候補を届け出、本島南部で遊説を展開している▼それぞれの陣営が掲げる政策テーマは「物価高対策」「政治とカネ」「教育無償化」「軍事化ストップ」など。ボランティアの選挙運動員はプロフィル名刺やビラを配って、候補者の浸透を図る▼四つの陣営のイメージカラーは緑、緑、青、ピンクの3色で、緑が2陣営ある。同じ名字の立候補者もいることから、期日前投票で名前を間違われないよう、下の名前で覚えてもらうよう注力する。投票用紙に名字のみ書かれた場合、票が半分ずつ振り分けられるためだ▼選対本部では運動員を募集して法定チラシのシール貼り、公示日のポスター貼りを進めた。掲示板のポスター貼りが遅いと「運動員が少ない」と思われてしまう。運動員の人海戦術と素早い対応が求められる▼ある陣営の事務所では運動員向けの「NG集」が掲げられていた。「上から目線お断り」「陰謀論お断り」「自分が常に正しいと思わない」。有権者に悪い印象を与えないための指導を徹底している▼一方、国政選挙の投票率は低い。前回衆院選で沖縄の投票率は54・9%、有権者の半数が投票しない。各陣営は若者や無党派層をどう取り込むか、策を練る。(玉津盛昭)

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