多彩なフラを披露 石垣島フラフェスティバル
第7回石垣島フラフェスティバル2024(同実行委員会主催)が13日、南ぬ浜町人工ビーチで行われ、島内外から19団体230人が出演した。青い海と空をバックにハワイアンフラから沖縄の要素を取り入れてアレンジしたものまで多彩なフラを披露した。石垣市主催の石垣島BBQ&島ぐるめフェスも同時開催され、多くの市民や観光客らが飲食と舞台を楽しんだ。
同フェスは、石垣市と姉妹都市ハワイ州カウアイ郡との文化交流や島内外フラサークルの発表の場を設け、石垣島の新たな魅力を伝えて観光振興につなげようと2018年に始まったもの。
第7回には地元2、本島3、県外14のサークルからエントリーがあった。赤、青、黄など色とりどりの衣装をまとまった演者が表情豊かなに舞った。自由参加の「メレフラタイム」では来場者も踊りだすなど笑顔の輪が広がった。
参加団体のうち地元の「メケアロハプメハナ」(内間知恵子代表)は3歳から93歳までの70人が次々と舞台に立ち、最高齢の大工末さん(93)=大浜=も気持ちよさそう。「みんなが手伝ってもらって気持ちよく踊れた。体と相談しながら来年も参加できるようにしたい」と笑顔をみせた。
初参加の「オキナワンえりフラ」(ナチュラのリーダーえり代表)=豊見城市=は、えり代表が石垣市出身の歌手・宮良牧子さんの「チュラマナ」など2曲に振りをつけたフラで魅了。えり代表は「ハワイと沖縄を融合させたフラを振り付けている。宮良牧子さんの曲を踊る目的で来た。全力を出すことができ、鳥肌が立った」と興奮気味。
愛媛県の「ルアナダンサーズえひめ」からは下村京代表(38)ら4人が初めて訪れた。ユーチューブで過去の石垣島フラフェスを視聴して「すてき」と思い、気づいたら申し込んでいたという。下村代表は「空、海とリアルな自然で踊ることができて気持ちよかった。フラは自然と同体なので、自然に溶け込んだイメージ。幸せな気分」と大満足。娘の洸さん(8)も「海が後ろにあり、風も通って気持ちよく楽しく踊ることができた」とうれしそう。
同時開催の島ぐるめフェスでは焼き台16台が芝生広場に用意され、来場者は石垣島産の牛肉や豚肉、肉加工品を購入し、ビーチのフラを楽しみながら舌鼓を打った。キッチンカーも盛況だった。
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