八重山毎日新聞社

　安心安全な地域社会の実現を目指して全国一斉にスタートした2024年全国地域安全運動（11～20日）に合わせ、「八重山郡民大会」（主催・八重山地区防犯協会、八重山警察署）が11日、石垣市役所市民広場で開かれた。児童生徒の代表として久部良中学校1年の後安里仁子さんによる安全宣言や同運動に関する標語の八重山地区入選者への表彰などが行われた。

　大会には同協会のほか各自治公民館や小中学校、ＰＴＡの代表などが参加。期間中は▽子どもと女性の犯罪被害防止▽特殊詐欺、ＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺の被害防止▽自転車盗、万引の被害防止―を重点に不審者情報や特殊詐欺などに関する早期通報の呼びかけと効果的な情報発信、危険箇所の点検・改善、防犯教室の開催などを実施する。

　八重山署の仲宗根政司副署長が仲里鍛署長のあいさつを代読、「八重山地区の安全安心のため各種犯罪の抑止対策をはじめ路上寝込みや飲酒に絡む犯罪を防止するため適正飲酒を推進するとともに登下校の見守り活動、特殊詐欺被害防止対策などについて八重山地区防犯協会や防犯ボランティア団体など関係機関と全力で取り組んでいく」と述べた。

　糸数健一町長が八重山市長会長・中山義隆市長のあいさつを代読し、「私たちも子どもたちが健やかに成長し、女性が生き生きと活躍し、高齢者がいつまでも安心して暮らせる環境を実現するため行政としての責務を全うしていきたい」と決意を語った。

　全国地域安全運動標語八重山地区入選者はいずれも久部良中学校1年の新貝ひかりさん、後安里仁子さん、木竜桜那さん。後安里さんが大会に出席して表彰を受けた。

　拳秀館上地空手道場によるアトラクションも行われた。大会終了後は市役所正面玄関前で青色回転灯パトロール車出発式が行われ、13台が市街地を走りながら地域安全をＰＲした。

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