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キッチンカー協会設立

八重山の産業まつりに出店した石垣島キッチンカー協会所属の事業者ら=5日、石垣市総合体育館

八重山の産業まつりに出店した石垣島キッチンカー協会所属の事業者ら=5日、石垣市総合体育館

地域経済、観光活性化目指す

 石垣島キッチンカー協会(西里泰子代表理事、会員6事業者)がことし8月10日に設立し、活動を本格化させている。コロナ禍で石垣島でも急増したキッチンカー(フードトラック)事業者。個々で営業していた事業者がまとまることで、島で行うキッチンカー出店イベントの地域窓口を担い、地域経済や観光の活性化に貢献することを目標に掲げている。

 同協会設立の経緯は、2023年4月1日から市が管理する平久保崎灯台や玉取崎展望台などの観光地施設でキッチンカー営業ができなくなったため、団体として公共施設などで営業できる仕組みをつくろうと組織化に至った。

 協会メンバーは、関係法令にのっとり、食品衛生管理者として地域住民や観光に飲食を提供していく。利用客の安心安全を第一に、協会として信頼性を高められる体制づくりを目指す。また、行政や各種団体と連携を図り、地域住民と信頼関係も構築。行政が管理する場所での出店、各種イベントでスムーズに出店できるよう調整を行っていく。

 同協会発起人で、事務局として窓口業務を担当するのは「スパイスキッチン ティーダ」を経営する大西康之・睦美さん夫妻。康之さん(55)は「メンバーにはレストランでシェフをしていた人もおり、屋台ではなく移動販売車両としてプロの味を楽しんでほしい」と同協会の浸透を期待する。

 各店舗では、コーヒー・菓子類、アグー豚のソーセージドック・ローストビーフ、アイスクリーム、肉巻き・まぜそば、インドカレー、もんじゃコロッケなどバラエティーに富んだメニューを扱っている。

 協会には規約もあり、営業時の自主ルールを設定。協会所属が分かるように、営業中はのぼり旗を設置する。

 大西さんは、今後の構想について▽キッチンカーの情報拠点となる活動▽市内イベント参加▽協会独自のイベント開催▽島の価値を発掘して観光活動に寄与―などを掲げ、新規入会も歓迎。「いろんなイベントに参加させてもらって、市民の皆さんや観光客を笑顔にしたい」と意気込む。

 イベント出店などの依頼・相談は大西さん(090―2016―5294)まで。

 

  • タグ: 石垣市石垣島キッチンカー協会
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