伝統の横笛作りに挑戦
大浜小学校
大浜獅子棒保存会が指導
大浜獅子棒保存会が指導
大浜小学校(仲地みゆき校長、328人)の5年生66人が8日午後、同校伝統の横笛作りを行った。大浜獅子棒保存会の何盛清介さん、當山正秋さん、大濵俊晴さんから指導を受け、オリジナルの横笛を完成させた。
同校では、毎年5年生がふるさと学習の一環で横笛作りに取り組んでいる。25年前に始まり、同保存会の何盛さんが講師を務めている。
素材は塩ビパイプを活用。児童らは4グループに分かれ、ポンチやドリルを使って6つの指穴を開け、ばりを取り栓を詰めて完成させた。
何盛さんは「親子で工作をしようとはじまったのが横笛作り。その横笛を使ってなにかできないかということで獅子舞をやるようになった」と振り返り、「ただ作業するのではなく、横笛という一つの楽器をつくる気持ちでやってほしい」と呼び掛けた。
島袋心寧さんは「機械が重くてやりづらかったけど楽しかった。この笛を使うのが楽しみ」と笑顔。
前津誠太さんは「ドリルを使って穴をあけるのが楽しかった。早く吹いてみたい」とうれしそう。11月の獅子棒引き継ぎ式に向けて「うまくできるよう頑張りたい」と意気込みを述べた。
製作した横笛は11月28日の獅子棒引き継ぎ式をはじめ、校内や地域行事で披露する予定。
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