沖縄4区 4氏出馬へ 衆院選公示まで1週間
- 2024年10月08日
- 政治・行政
【那覇】15日に公示される衆院選まで8日で1週間を迎えた。本島南部や宮古、八重山を選挙区とする沖縄4区では自民現職の西銘恒三郎氏(70)、「オール沖縄」統一候補で立民新人の金城徹氏(71)、れいわ新人の山川仁氏(50)、維新新人の山川泰博氏(54)の4氏で争う見通し。同区の主な争点は離島振興、自衛隊配備強化への賛否とみられる。
衆議院の解散総選挙は自民党総裁選後に日程が決定、各陣営が短期決戦に向け急ピッチで準備している。街頭では街宣車を走らせて立候補予定者の実績PRや、各地での街頭アピールも熱を帯びてきた。
パーティー券を巡る派閥の裏金事件で逆風にある自民は、6月の県議選で党派色を薄めた戦略で候補者全員が当選。衆院選では、西銘氏も県議選ムードで追い風となるかがポイントになる。一方で野党は、裏金問題で攻勢を強めており、衆院選でも一連の事件に対する県民の判断が注目される。
オール沖縄は4区の候補者選考手法を巡って、れいわと対立した。選考委は前回落選した金城氏を統一候補としたが、れいわも山川氏を擁立する。米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する国政野党系は分裂選に突入する。維新の山川氏は、れいわの山川氏の実兄、4区で兄弟対決となる。
全県的な争点は自民の裏金問題と、辺野古埋め立て、自衛隊配備強化の是非が問われそうだ。
衆院選は27日投開票。県選管によると4区の選挙人名簿登録者数(9月1日時点)は29万8062人(男性14万7903人、女性15万159人)。前回の衆院選は2021年10月31日投票、県内投票率は前回比1・48㌽減の54・90%。
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