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楽しく多くの学び 石垣市高齢者大学

2024年度石垣市高齢者大学の卒業生=5日午後、石垣市民会館大ホール

2024年度石垣市高齢者大学の卒業生=5日午後、石垣市民会館大ホール

25人に卒業証書、35人に修了証書

 石垣市高齢者大学(学長・﨑山晃教育長)の第9回講座と卒業式・修了式が3日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、2年間にわたって受講した卒業生25人に卒業証書、1年間の修了生35人に修了証書が授与された。OB学友会や中学生などによる祝いのアトラクションも行われ、家族や関係者、みんなで佳節を祝福した。

 

 式では卒業生の小林正男さんが作成したスライドショーも上映され、入学時から卒業までの講座や部活動の思い出を振り返った。

 卒業生を代表し、當銘千鶴子さんは「楽しい2年間で多くの学びがあった。部活動もとても楽しく、合唱部でのコーラスはみんなの声が一つになり、すごいメロディーとなった」と振り返り、「多くを教えてくださった先生方、市教育委員会のみなさんに感謝している。一緒に卒業する仲間のみなさんからもたくさんの支えがあった。そして(嵩田地区から)送り迎えをしてくれた娘たち、ありがとう」と笑顔で述べた。

 﨑山教育長は「2年間を振り返ると感慨深く、会場中が学生と家族の笑顔で満ちあふれていることをうれしく思う。本年度の高齢者大学では特に生涯学習の意義を強く感じることができた。今後も大いにそれぞれの課題を持って学び続けていただきたい」とあいさつした。

 式後の祝いの座では、荻堂久子さんらOB学友会による座開き「鷲の鳥節」、海音・高齢者大学合唱部の「ふるさと」、真地米子太鼓研究所の子どもたちによるエイサー、石垣中郷土芸能部の長寿・繁盛の舞が披露され、学生の門出を祝った。

 卒業生の新城由利子さんは「多くの方と出会うことの喜びや多岐にわたる活動の中で学ぶ喜びがあった。これからも学んだことを地域活動に生かしながら、みんなの役に立ちたいと思う」、真地さんは「感無量。これまでやりえなかったことを学ばせてもらった。特に歴史が好きで、史跡巡りツアーなどが楽しかった。人間死ぬまで勉強なので今後も頑張っていきたい」とそれぞれ卒業の喜びを語った。

 最終講座の第9回では、斉藤悌子さんによる講義「音楽~音楽(歌)と共に生きる~」が開かれ、講話や歌唱が披露された。

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