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琉球民謡と八重山民謡を学んでいる名古屋在住の…

 琉球民謡と八重山民謡を学んでいる名古屋在住の従弟が踊り上手な母親の米寿祝いで帰省、自宅宴席で祝いにきた島の友人たちと母を踊らせてみようと「加那よー天川」を弾き出した▼演奏を始めたものの友人たちの調子が気になる様子、途中から三線の手を控え歌うことも遠慮しだした。ただしたら「手と息が合わない、私はA流派、島の友人たちはN流派かな」▼そこで友人たちに尋ねてみた「買った舞踊曲のCDが面白かったので聞いて覚えた」との返事。踊り終えた母親「楽しかった。踊りに合わせてくれてありがとう」と満足の体▼友人たちが帰ってから従弟独白「琉球民謡では流派の違いでこんなことが都度ある、八重山民謡ではどうだろう」▼「実は名古屋で三線を弾いていると八重山民謡を習いたい」という本土の方が訪ねてくる、そこで現在入手できる八重山民謡の工工四をずらり並べてどれを勉強したいか比較して尋ねてみる。ほとんどの方が口ごもり「実は誰それの歌を聴いて習いたいと思った」という。ならと、自身がそうしてきたように「その歌い手が習った先生の系統の工工四で学んだらいいですよ」と応じることにしている▼中には島人の宝、安里屋ゆんただけでいいという方もいる。その場合は工工四を手ほどきして、あとはご自由に。(仲間清隆)

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