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今年に入っての八重山の観光入域客は7月末…

 今年に入っての八重山の観光入域客は7月末時点で78万5071人と、コロナ前で過去最高の入域を記録した令和1年の約8割にまで回復している。観光消費額も7月単月で131億円、累計では706億円と、年間1千億円を越えるのは確実な状況だ▼その背景にあるのは、再開した大型クルーズ船の寄港回数の増加と船の大型化。一度に4千人を越える乗客が乗る船も定期寄港し、今後も増えそうな気配だ▼これに伴い、川平公園など観光地では大型観光バスの駐車場不足などの課題が浮上しているが、経済面では大きな効果が期待されている▼先日、石垣市真栄里の免税店とみられる大型施設で、夕方に大勢の中国系のクルーズ船客が駐車場で送迎バス待ち。次々に到着する大型バスに乗り込み、港へと向かう光景があった。同施設は、開業時期とコロナ流行が重なり、長く閉まったままだったが、ようやく開業にこぎつけたようだ▼インバウンドでいえば1日から中国の国慶節が始まり、7日までの期間中に大勢の訪日が見込まれる。国外旅行先で日本が一番人気のようで、しばらく鳴りを潜めていた中国系観光客による爆買いが復活しそうだ▼石垣市でも空路の香港便の再開が準備されており、クルーズ客と合わせ入域客の国際化が進みそうだ。(下野宏一)

 

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