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平均76歳 生き生き合唱40年 石垣女声コーラスあかようら

11月23日の結成40周年記念コンサートに向け練習に励んでいる女声合唱団「石垣女声コーラスあかようら」の会員ら=12日夜、石垣市文化会館

11月23日の結成40周年記念コンサートに向け練習に励んでいる女声合唱団「石垣女声コーラスあかようら」の会員ら=12日夜、石垣市文化会館

11月の記念コンサートに向け練習

 八重山で唯一の女声合唱団「石垣女声コーラスあかようら」(黒島郁江会長)が11月23日の結成40周年記念コンサートに向け練習に励んでいる。指揮者の砂川富貴子さん、伴奏者の玉城みきさんとともに団員28人が生き生きと合唱を楽しむ。平均年齢は76歳で最高齢は92歳。毎週木曜日の午後7~9時に石垣市文化会館で活動する。

最高齢は92歳 団員28人活動

 結成は1984年6月10日。毎年、琉球新報ホールで行われる「おかあさんコーラス」に出場しており、37年目からは年1回の秋色コンサートを行っている。

 結成当初から40年間、活動を続けている西表章さん(91)は「歌がとても好きだ」と話す。「みんなと和気あいあい練習できるのが楽しい。年も取ってきたけど、みんなに支えられながら続けられている。体が続くかぎり頑張ろうと思う」とほほえむ。

 入団して4年ほどになるという前新千代子さん(77)は若いころにコーラスをしていたが、ずっと歌っていなかったため声が出なかったという。「歌うことが健康に良いことに気づいた。みなさんに出会えて毎日充実している。歌は最高に楽しく、気持ちを前向きにしてくれる。先輩たちに負けないように声や元気が続く限り、続けていきたい」と力強い。

 毎週、教室の開け閉めを行っている石垣市シルバー人材センターの浦崎英富さん(74)は活動前にいすの準備も行うなど合唱団を支える一人だ。「年寄りがあんなに声が出るのかなと聞いている。つえをついて来る姿をみているので、元気な歌声にびっくりする」と驚嘆する。

 黒島会長は「みんなと一緒に歌うことが楽しい。歌は元気や勇気、癒やしをくれる」と合唱の魅力を語り、記念コンサートに向け「みなさんの心にしみるような歌声を響かせて、歌の力をあげたい」と笑顔をみせた。

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