外来カエル 離島拡散防げ
環境省石垣
防除の取り組み検討
防除の取り組み検討
石垣島に定着している特定外来生物のオオヒキガエルとシロアゴガエルの周辺離島への拡散防止を目的とした会合が26日、環境省石垣自然保護官事務所レクチャー室とオンラインで開催され、生態系へ悪影響を与える恐れのある外来カエルの防除に向けた取り組みや来年度実施の事業計画を検討した。2025年度事業の方針や取り組み内容なども確認された。
今年度は「八重山地域における外来カエル類拡散防止対策検討業務」を実施。特定外来生物に指定されている外来カエルの拡散防止対策と低密度化を目的に離島への資材搬入の拠点となる石垣港を中心とした監視と駆除を進めている。
新港地区や浜崎町、八島町の調査では、捕獲された外来カエルの個体数などが報告された。
西表島側のモニタリング調査は、初期侵入対策に重点を置いて、島内18地区で夜間に実施。地区ごとに確認されたカエルの種類や個体数などが説明された。
同島大富地区ではモニタリング調査とは別に7月8日、地域住民によりオオヒキガエルと見られる個体が確認された。トラップを9月まで設置して捕獲を試みたがオオヒキガエルの確認には至らなかった。
過去にオオヒキガエルの発見事例がある小浜島と空港再開で外来カエルの侵入リスクが高まった波照間島での調査結果も公表。両島とも外来カエルの確認はなかった。
このほか、石垣市のオオヒキガエル防除イベントや建設業などを対象とした外来カエル類侵入防止のための資材搬入時の確認マニュアルの配布などの取り組みも紹介された。
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