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会場を笑いの渦に オリジン

観光課題などをテーマにしたお笑いライブを開いた㈱オリジンlilの芸人ら=23日午後、市民会館大ホール

観光課題などをテーマにしたお笑いライブを開いた㈱オリジンlilの芸人ら=23日午後、市民会館大ホール

観客参加型の石垣島観光クイズも行われた=23日午後、市民会館大ホール

観光テーマにお笑いライブ

 ㈱オリジンlil=那覇市=による観光をテーマにしたお笑いライブ「笑って学ぶ石垣島観光の今withオリジン」(石垣市主催)が23日午後、市民会館大ホールで開催され、同社所属の芸人7組が人手不足やオーバーツーリズムなど観光課題を題材にしたネタを披露し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。ライブは入場無料で行われ、約800人の観客が訪れた。

 お笑いを通してさまざまな観光課題について学び、解決のアイデアや観光の未来について考えることを目的に初めて実施された。

 ライブには市出身の内原令雄さん(26)と内原英治郎さん(27)によるコンビ「ババスペ」のほか、こきざみインディアン、ノーブレーキ、スズカサーキットなど県内で活躍する人気芸人が出演。観光人材不足、ツーリストシップ、ごみの分別、運転手不足、インバウンドへの対応、オーバーツーリズムなどの課題をテーマにした漫才やコントを繰り広げた。

 各組のネタの随所にさまざまな石垣島あるあるが盛り込まれ、会場は共感と笑いに包まれた。後半には石垣市観光交流協会青年部が解説を務めた石垣島観光クイズも開かれ、「2023年に石垣市がギネス認定されたのはなぜか」、「イシガキニイニイの特徴は」などの問題を出演者と観客一体で考えた。

 ライブに訪れた喜友名朝洋さん(31)は「観光のテーマに沿って漫才をやっていたので、笑いながら勉強できるいい機会になった」と笑顔を見せた。うるま市出身という妻・夢野さん(同)は「石垣島の観光課題についてあまり知ることがなかったので、考えるきっかけになってよかった」と話した。

 ライブを終えたババスペの令雄さんは「観光をネタに取り入れてひもづけることは難しかったが、自分たち自身も勉強になった」、ボケ担当の英治郎さんは「雰囲気も最高でさらに石垣島を大好きになった。また大きな舞台でライブができたら」と語った。

  • タグ: お笑いライブ
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