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今期2億8800万円の黒字

事業報告などが行われた石垣島製糖の第63期定時株主総会=19日午後、アートホテル石垣島

事業報告などが行われた石垣島製糖の第63期定時株主総会=19日午後、アートホテル石垣島

単収5・520㌧、前期比2割増
西村社長を再任

 石垣島製糖(西村剛志代表取締役社長)は19日、石垣市内のホテルで第63期定時株主総会を開き、取締役選任で西村社長が再任された。今期は売上高約14億4000万円(前期約11億6700万円)で約2億8800万円の黒字を経常した。

 同期は、単収(10㌃当たりの単位収量)が5・520㌧と前期の4・631㌧と約2割の増となったものの平年を下回る単収となり、買い入れ甘しゃ量は6万8165㌧となった。

 産糖量は7639㌧と前期を上回ったものの平年をやや下回る粗糖歩留などが響いた。

 製糖期間は、24年1月4日から4月26日までの114日(前期130日)だった。同期の収穫面積は前期比159㌶減の1235㌶。要因としては、株出が次年作への植え替えなどが影響した。

 生育概況は、全生育期間を通して少雨傾向となった。特に夏植えは長期的な影響を受けたことで平年を下回る単収となった。

 サトウキビ生産の管理作業に関して西村社長は「働き方改革で時間外労働上限規制が適用され、工場全体で必要人員が増加したが、全国的な人手不足で予定人員が確保できず、人材派遣会社を活用した。深刻化する人手不足に対し、引き続き労働条件の改善や効率的な人員配置で人材の確保と定着に努めたい」と述べた。

 社長以外の取締役と監査は次の通り。

 ▽取締役=多宇弘充、赤嶺ミドリ、上原靖、東正幸、高橋靖子、町田隆

 ▽監査=山﨑秀敏、前原博一

  • タグ: 石垣島製糖
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