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人手不足解決へ

講師を務めたタイミー九州支社の豊福泰司氏

講師を務めたタイミー九州支社の豊福泰司氏

市内の飲食店関係者などを集めて開催された人材確保セミナー=18日午後、大濱信泉記念館

県飲食業生活衛生同業組合支部
豊福氏を講師にセミナー

 コロナ禍以降の観光需要が回復する中、飲食店や宿泊施設を中心に深刻化する人手不足を人材確保のDX化で解決しようとスポットワークのプラットフォーム「Timee」を運営するタイミー(小川嶺社長、本社・東京)九州支社長の豊福泰司氏を講師に招いたセミナー「観光人材活用法とDX化」(県飲食業生活衛生同業組合八重山支部主催)が18日、大濱信泉記念館で開催された。

 同社は2017年創業。その日限りなど短期間で短時間だけ働きたい「スポットワーカー」と呼ばれる人と人材が不足している企業をつなぐアプリ「Timee」を運営している。

 現在は全国各地で29万7000事業所、900万人の働き手が登録。石垣市内のワーカー数はこの2年で5.4倍、県内では4倍の伸びを示すなど活用が進んでいる。

 セミナーでは、人材不足の市況感や働き手のニーズ、スポットワークを通じた人材活用のDX化などを説明。厚労省の労働力調査などの数字を示しながら「働きたいけど働いていないという人はたくさんいる。世の中の人手不足は解消できる数字。スポットワーカーを活用してほしい」と呼びかけた。

 実際にスポットワーカーを活用するための企業側の受け入れ態勢構築の必要性や企業と働き手の相互評価によるミスマッチ防止の仕組みなども説明しながら「足りないところを充足するだけでなく今までになかった役割をスポットワーカーを活用することで生み出すことが可能だ」と指摘。大手ファストフード店の成功事例も挙げた。

 スポットワークによるDX効果としては石垣市内の飲食店の事例を交えながら▽柔軟なシフト枠▽ミスマッチの防止▽繁忙期の人材補強で売り上げUP―などを強調した。

 

  • タグ: 石垣市飲食業生活衛生同業組合
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