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4年以上も休止していた海外路線がいよいよ…

 4年以上も休止していた海外路線がいよいよ再開する。就航するのは香港の格安航空会社で、まずは週3~4往復の運航を予定する▼今年に入り、アジアの航空各社は日本路線の強化を加速させている。香港エクスプレスは11月から広島―香港路線を4年8カ月ぶりに再開、スターラックス航空は12月に那覇―台中路線を新規に開設、チャイナエアラインは石垣定期路線の復活方針を旅行会社向けのセミナーで発表している▼石垣島のインバウンドは、クルーズ船が一足先に再開しているが、観光関連企業は1人当たりの消費額がクルーズ船客の数倍とも言われる空からの客を待ち望んでいる▼新型コロナウイルスのまん延で観光客が激減した中、議論されていたのがポストコロナへ向けた「観光の量から質への転換」。さまざまな会議で「八重山の新たな観光戦略」として多くの提言が有識者からなされていた▼コロナ以前、観光関連の地元企業からは「忙しい割に利益は少ない」といった声も聞かれた。今は人手不足。ある程度の条件を提示しないと人が集まらないが、利益が確保できないとままならないだろう▼今回、海外路線を受け入れるケイトマン社の又吉社長は賃金や労働環境の向上を掲げる。人材を大切にする地元企業としての今後の発展に期待したい。(立松聖久)

 

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