食肉センター整備工事
- 2024年09月12日
- 政治・行政
市議会一般質問
石垣市議会(我喜屋隆次議長)9月定例会一般質問が11日あり、東内原とも子、後上里厚司、井上美智子、宮良操の4氏が登壇した。八重山食肉センターは牛肉の新たな輸出先に台湾、シンガポールの認可取得に動いている。それに向けてHACCPハード事業で機器を整備しており、来年2月28日の工事完了を目指す。また、市は今月、新たに子どもの居場所を3カ所開所する。子どもたちが地域交流を通して心身の育成を図っていく。
食肉センターは、後上里、宮良の両氏が質問した。
同事業を活用して、現センター施設と旧屠畜場の機器整備に係る「食肉センター輸出対策工事」、現施設の自動開閉扉等を改善する「食肉センター施設更新工事」「旧屠畜改修工事」、施設のHACCP認定に向けた研修・指導を行う「HACCP導入支援コンサルタント業務」、工事に係る管理業務などを予定。食肉センター輸出対策工事は、7月18日に契約を終えて、現在、設備機器を製作中。「食肉センター施設更新工事」と旧屠畜改修工事は10月中の工事発注に向けて取り組んでいる。
同センターでは屠畜に対してカットの割合が5割程度と稼働が低い。宮良直好農林水産商工部長はカット従業員の増員に向けて「引き続き求人を行い、カットのできる従業員を民間会社から条件付きで食肉センターの従業員として雇用できる仕組みを検討している」と述べた。後上里氏は、同センターの工事完了を前倒しするよう求めた。
石垣市内には、児童館やこどもホッ!とステーション、こども食堂など、食事や学習で子どもたちを支援するサービスがある。今月開所の子どもの居場所は、独自提案や実績などをみて参入事業者を審査した。1カ所は高齢者のデイサービスの空き時間にサービスを提供する。食や学習支援、生活の悩みを聞き、必要であれば学校や行政につなげる。東内原氏が質問し、福祉部こども未来局が答弁した。
井上氏は、平久保半島エコロードについて「道路周辺の草が伸びて、アダンの葉などが通行する車を傷つけている。維持管理をきちんとできないか」とただし、北部地域で管理する仕組みづくりを提案。
市は年に1、2回ほど重機で除草を行っている。米盛治子道路・施設課長は「協力的な地域があればご紹介いただきたい。予算編成を伴うなら、公平を期するために公募などになるだろう」と答弁した。
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