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跡地利用計画に遅れ

土地区画整理事業の認可に遅れが出ている旧石垣空港跡地=2023年12月14日、石垣市

土地区画整理事業の認可に遅れが出ている旧石垣空港跡地=2023年12月14日、石垣市

旧石垣空港
関係機関との調整に時間要す

 旧石垣空港跡地利用計画のスケジュールに遅れが出ている。石垣市都市建設課によると、土地区画整理事業認可の前提となる都市計画決定に向けた作業で時間を要しているため、事業は1年ほど遅延。開会中の9月定例市議会総務財政員会で名嘉地長三都市建設課長が「県の方へ令和16(2034)年度に区画整理事業が完了すると事業計画を申請しているが、プラス1年は完了時期が遅れる」と報告した。

 

 

 都計課は沖縄県と土地区画整理事業の都市計画を協議中。旧空港跡地内に複数の道路を通すが、区画エリア外と道路ネットワークを構築する必要がある。担当者は八重山毎日新聞社の取材に「交差点の形状や道路構造などを関係機関と調整しており、そこに時間を要している」と事業遅れの理由を説明した。市は、今年度夏ごろまでに同事業の認可を目指していたが、同担当者は「年度内は難しいので来年度中に認可を得られるようにしたい」と目標を再設定した。

 総務財政委員会の中で箕底用一氏は、認可が遅れると未実施の磁気探査事業も「遅れる」と指摘し、「不発弾が出るたびに社会経済活動に影響が出る。コンサルから一括で磁気探査をすべきだと話があるが、可能か」と質疑。名嘉地課長は「全域での不発弾処理は難しい。各年度に分けて磁気探査をしていくことになるだろう」と述べた。

  • タグ: 旧石垣空港跡地利用
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