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先月上旬、泡盛や泡盛を使ったカクテルの…

 先月上旬、泡盛や泡盛を使ったカクテルのイベントが台北市内で開かれた。黒糖など台湾でも手に入りやすい素材を使った泡盛カクテルが登場した▼台湾にはドリンクスタンドが多く、アルコール以外の飲み物は、種類も手に取る機会も充実している。適正飲酒を呼びかけるトーンは日本より強く、台湾政府は、いずれも1日当たり、男性はビール1缶、女性は同0・5缶を超えないことを推奨する▼イベントを主催した県貿易協会で会長を務める新垣旬子さんも「日常的に飲む場面に食い込むことは難しい」と話す。そこで試みているのが、泡盛を語れる人を台湾で増やすことだ▼台湾の若者や台湾で学ぶ沖縄出身の留学生など、すでに計15人ほどを「育成」した。台湾で泡盛関連のイベントを開く時に手伝ってもらっている▼新垣さんは1980年から、台湾から沖縄を訪れる観光客の受け入れに携わってきた。「台湾の観光客は沖縄でレンタカーが運転できる。シークワーサーやモズクは売れるが、泡盛はそれほどチャンスがなかった」と観察する▼台湾で泡盛が売れるようになるには息の長い取り組みが必要となる。「台湾で泡盛に親しむ若者が、沖縄ではバーに行ってみようとなるように努力したい。いつになるか分からないけど、それが目標」と話した。(松田良孝)

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