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八重山を代表する叙情歌「とぅばらーま」…

 八重山を代表する叙情歌「とぅばらーま」。その歌唱を競う石垣市主催のとぅばらーま大会に向け、関西代表を決める関西予選会が去る18日、大阪大正区の大阪沖縄会館で開かれた▼予選会は近畿八重山郷友会(岡田紘二会長)が主催。今年は大阪を中心に近県から男女24人が出場した。筆者も来賓として審査員の末席を務めさせてもらった▼審査は①音程②拍子③音量―など、6項目で採点したが、出場者の力量は“うまい”の一言。八重山独特の中舌音など方言の使い方など細かい所を除けば筆者が聴く範囲では、4、5人は甲乙つけがたい歌の雰囲気。女性も3人がそれに肉薄するうまさ▼歌唱終了後の審査でも6人の審査員が「今年はレベルが高い」と声をそろえた。審査結果に大きな違いはなく、筆者の耳もまんざら間違っていなかった、とひと安心した▼結果は小西浩さん(大阪市)が最優秀となり、本選への出場が決まった。審査委員長を務めた東海八重山古典民謡保存会相談役の東筋秀盛さんも「(全体的に)声量がすごい。女性にもうまい人が出ている。言葉の転換ができれば本選でチャンピオンの可能性もある」と太鼓判▼今年の石垣市主催のとぅばらーま大会は9月15日(旧暦8月13日)に行われる。関西代表の初入賞も期待したい。(下野宏一)

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