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新国立で堂々演舞

「ぎふ総文2024」郷土芸能部門で優秀賞・文化庁長官賞を受賞した演目「あんぱるぬみだがーま」を披露する八重山高校郷土芸能部の部員ら=25日、東京・新国立劇場

「ぎふ総文2024」郷土芸能部門で優秀賞・文化庁長官賞を受賞した演目「あんぱるぬみだがーま」を披露する八重山高校郷土芸能部の部員ら=25日、東京・新国立劇場

八重高郷芸部「あんぱるぬみだがーま」披露

 【東京】第35回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演プログラムが25日、東京・新国立劇場で開かれ、5日に岐阜県で行われた「清流の国ぎふ総文2024」郷土芸能部門で優秀賞・文化庁長官賞に輝いた八重山高校郷土芸能部が演舞を披露した。

 県勢の東京公演出場は、昨年の「かごしま総文2023」で最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞した八重山農林高校に続き八重山から2年連続。

 八重高の演目「あんぱるぬみだがーま」(アンパルの目高ガニ)は、石垣島の名蔵湾に広がる自然豊かな干潟・名蔵アンパルを舞台に、漁を行う男女の生き生きとした様子を描いた「みなとーま」から始まる。

 アンパルに生息する目高ガニの生年祝いを擬人化した獅子舞や踊り「あんぱるぬみだがーまユンタ」と続き、結びは「めでたい・六調節」で祝いの喜びと自然への感謝を表した。

 約13分間のステージを終え、踊り手をつとめた副部長の荻堂夢璃菜さん(3年)は「カニの生年祭りでは、お客さんを手招きするしぐさなど、楽しいお祝いの雰囲気を意識した」と語り、地謡の三線をつとめた日當榮輔さん(同)は「限られた時間で最大限のパフォーマンスを発揮できるよう指導してくださった顧問やコーチの方々のおかげ」と感謝した。

 部長の島仲美來さん(同)は「大舞台に緊張したが、1人1人が笑顔を心掛けて踊ることができた。後輩たちには八重山の伝統芸能を大切にしていってもらいたい」と語った。

(小笠原大介東京通信員)

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