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市民の「憩いの場」 パーラーハッピーが10周年

「いつもありがとう」と書かれた横断幕を広げ、10周年のお祝いと感謝の気持ちを伝える子どもたち=24日午後、石垣市健康福祉センターいこいの広場

「いつもありがとう」と書かれた横断幕を広げ、10周年のお祝いと感謝の気持ちを伝える子どもたち=24日午後、石垣市健康福祉センターいこいの広場

歌や踊りで盛大に祝う

 石垣市健康福祉センター内にあるパーラーハッピーの開設10周年と子ども食堂3周年の記念祝賀会(八重山更生保護女性会主催)が24日、いこいの広場で開かれた。子どもセンターの子どもたちや有志らがダンスや音楽で盛大に祝うとともに、10年間、毎日おいしいごはんを提供してきた店長の平良美和子さんに感謝の思いを伝えた。

 パーラーハッピーは2014年7月15日にスタート。施設を利用する市民や子どもたち、職員への食事の提供だけでなく、コミュニケーションの場としても機能し、今では市民の「憩いの場」となっている。3年前からは月2回のこども食堂も実施している。

 祝賀会は、やいま群星太鼓の二人の迫力ある太鼓で幕開けし、ハッピーの運営を担う八重山更生保護女性会の前里和江会長が主催者を代表して開会あいさつを行った。

 中山義隆市長は「市内で活躍する市民団体や施設利用者、職員に至るまで、多くの人に利用され、施設になくてはならない存在。今後も、さまざまな方々のよりどころとなることを願っている」(知念永一郎副市長代読)と祝辞。市社会福祉協議会の石垣安志会長は「大人から子どもまでゆったりとした憩いの場として、市民によく利用されていると感じる。ますますのご活躍を」と述べた。

 八重山農林高校ライフスキル科の玉城蓮さんら5人が「食育と子ども食堂支援、その思いについて」をテーマにマイクを握り、「(活動を通して)子どもたちに楽しくごはんを食べてもらえたら」と語った。

 このあと有志らによる余興がスタート。子どもセンターの子どもたちが歌や踊りを披露し、老人ホームハピネスのスタッフが七福神をコミカルに演じた。ハッピーを利用する市民らによるリコーダーウクレレ、オカリナ演奏もあり、会場を和やかな雰囲気に包んだ。

 演奏者の一人は、平良店長へ「いつも笑顔を絶やさず、おいしいごはんをありがとう。これからもみんなが集まるゆくいどころにしてください」と感謝した。

 会場には、こどもセンターを利用する中学生が書いた「パーラーハッピー10周年おめでとう」の横幕や子どもたちが感謝の気持ちを込めて書いたメッセージがズラリと並んだ。

  • タグ: パーラーハッピー10周年
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