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最優秀賞に小西さん とぅばらーま関西予選

とぅばらーま大会関西予選会で熱唱する最優秀賞の小西浩さん=18日午後、大阪沖縄会館

とぅばらーま大会関西予選会で熱唱する最優秀賞の小西浩さん=18日午後、大阪沖縄会館

とぅばらーま大会関西予選会で最優秀賞の小西浩さん(左)と優秀賞の池田陽生さん(右)=18日午後、大阪沖縄会館

多くの出場者、観衆でにぎわった関西予選会=18日午後、大阪沖縄会館

来月15日の石垣市大会へ

 【大阪】令和6年度「とぅばらーま大会関西予選会」(近畿八重山郷友会主催)が18日、大阪市大正区の沖縄会館で開かれ、自慢ののどを競った結果、最優秀賞に大阪出身の小西浩さん、優秀賞に岡山県から出場の高校生・池田陽生さんが輝いた。最優秀者の小西さんは9月15日に開催される石垣市主催の「とぅばらーま大会」への関西代表としての出場が決まった。大会には大阪などの関西圏や愛知、岡山などから24人(男13人、女11人)が出場、日頃の練習の成果を披露した。

 予選会は、出場者総出演で座開き「鷲ぬ鳥節」を合奏。同郷友会の内原美智子副会長が踊りを踊った。

 同郷友会の岡田紘二会長は、「関西予選会も近畿八重山郷友会に移行して10年目になる。来年度からも皆さまの意見を反映しながら改革していきたい」とあいさつ。沖縄県大阪事務所・芹谷一博所長、大阪沖縄県人会・山端立昇会長、八重山毎日新聞社の下野宏一常務取締役編集長が祝辞を述べた。

 今年の審査は、一般の観客1人を含め6人の審査員で「音程」、「拍子」、「声量」など6項目の総合点で審査。出場者はそれぞれ自分の「とぅばらーま」を、思いのたけを込め声量豊かに熱唱。詰めかけた180人の観客から惜しみもない拍手を受けた。

 優勝した小西さんは「ようやく練習の成果が出て光栄。本場八重山では、さらに練習を重ね上位を目指して、しっかりと歌っていきたい」と抱負を語った。

 講評した東筋秀盛審査委員長は「今年は昨年よりも全体的に技量の向上があり最優秀賞を決めるのに審査員を悩ませた。声量がすごく、女性でうまい人も出ていた。これから伸びるであろう声量の方も大勢おり、楽しみ。言葉の転換がうまくできれば、本選でもチャンピオンになれる可能性がある」と述べた。

 また、審査の合間には、「八重山勤王流猪妻玉子舞踊教室」の園生洋子さん(平得出身)らの「やまいらば」、「与那国の猫小」、宮良出身の嘉良澄枝さんの「加那ヨー」など、沖縄・八重山舞踊も披露され、会場を和ませた。

(石垣大阪通信員)

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