教科書選定理由を公表
- 2024年08月20日
- 地域・教育
2025年度から4年間使用される中学校教科書について与那国町教育委員会(寺村有美恵教育長)は15日付で、採択結果とともに選定理由を告示して公表した。同町と石垣市の教委は同日の臨時会で、八重山採択地区協議会(会長・﨑山晃石垣市教育長、委員8人)の答申通り採択していた。市教委は県への報告などの手続きを経て後日告示する。
公民教科書にこれまで13年間使用されてきた育鵬社に代わって採択された日本文教出版の選定理由は▽章の始めに単元を貫く問いを立て、答えを予想させることで、見通しを持って主体的な学習に取り組める内容で構成されている▽現代社会の「見方・考え方」を働かせて課題解決が行えるよう、「見方・考え方」の手がかりを各ページに掲載している▽憲法問題や領土問題なども適切に取り扱われている―となっている。
日本文教出版は道徳にも採用され、「発達の段階に合わせて、郷土の身近な教材から世界規模の教材まで各学年にバランスよく配置され、それぞれの学年でのねらいが達成できるような内容で構成されている」としている。
歴史に採択された帝国書院の教科書については「沖縄県に関する事項が適切に取り上げられている」などとしている。
与那国町と石垣市で来年度から使用される教科書は次の通り。
▽国語=光村出版▽書写=教育出版▽社会地理=帝国書院▽社会歴史=帝国書院▽社会公民=日本文教出版▽社会地図=帝国書院▽数学=東京書籍▽理科=東京書籍▽音楽一般=教育芸術社▽音楽器楽合奏=教育芸術社▽美術=日本文教出版▽保健体育=Gakken▽技術=東京書籍▽家庭=東京書籍▽英語=開隆堂▽道徳=日本文教出版
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