大浜中 2部門制覇 応用部門では上位独占
- 2024年08月14日
- 地域・教育
第22回創造アイデアロボットコンテスト沖縄県中学生新人大会(県中学校技術家庭科研究会主催)が3日、豊見城中学校で開催され、大浜中学校がもっとも難易度の高い応用部門で優勝、準優勝、3位を独占する快挙を達成した。制御部門でも優勝し、優れたロボットを製作したチームに贈られる審査員特別賞を受賞するなど活躍が光った。
同大会は中学校の技術・家庭科で学習した経験を生かし、ロボットの設計と製作を行うもの。成果の発表を通して知識・技能の向上を目的に開催している。
今大会は九州オリジナル部門、基礎部門、制御部門、応用部門の4部門に11校から48チームが参加。大浜中学校からはロボコン同好会(仲原琉真主将・11人)の部員9人で4チームを作り、難易度の高い2部門に出場した。
もっとも難易度の高い応用部門は150秒でスタートエリアに置かれたアイテム(段ボール)を高く積み上げる競技。4校11チームによるリーグとトーナメントの組み合わせ方式で順位を競った。
決勝は3年生チーム「ステファニー」と2年生チーム「漆黒のアンガマー」の同校対決となり、先輩の意地を見せたステファニーが勝利。3位は1年生チーム「南の島の戦士」だった。積み上げた段ボールの高さはステファニーが最高98㌢、漆黒のアンガマーが同67㌢、3位の南の島の戦士は同80㌢で、次点より25㌢も高い好記録となった。
ステファニーを操作した嵩原誠也さんは「初めての大会で緊張したが皆のアドバイスや応援もあり、ぎりぎりで優勝できた。本当に良かった」と喜んだ。準Vの天願裕貴さんは「予選ではマシンが動かないトラブルもあったが、3年生の協力もあり準優勝することができた」と感謝した。
4チームがエントリーした制御部門はコート内に置かれた25個のペットボトルキャップを八つのゴールに自動で押し込み得点を競う競技。サイコロにより得点が3倍になる二つのゴールが設定され、2回の試技で勝敗を決めた。
3年生チーム「アーリャ」は25点の高得点を記録し、2位に11点差をつけて優勝。審査員特別賞も受賞した。小林祐貴さんは「新しいルールでロボット製作やプログラミングが大変だったけど優勝できてうれしい」と喜びをかみしめた。
同校は11月3日に豊見城市立豊崎中学校で開催される県大会に出場し、九州大会出場を目指す。
同好会顧問の山田政由教諭は「今回は全員がとてもよく頑張った。次の県大会に向け新しいロボットを製作し、良かったところは残しつつ課題は改善していきたい」と話した。
各チームのメンバーは次の通り。
【応用部門】
▽優勝=ステファニー(嵩原誠也、仲原琉真、仲間銀、安藤海誠)▽準優勝=漆黒のアンガマー(天願裕貴)▽3位=南の島の戦士(嵩西輝士、宮良康希)
【制御部門】
▽優勝=アーリャ(小林祐貴、髙橋孝介)
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