与那国町漁協 23年度、1266万円の黒字
カジキの水揚げは低調
与那国町漁業協同組合(嵩西茂則組合長・32人)の2024年度通常総会がこのほど、久部良多目的集会場で開かれ、23年度事業報告や24年度事業計画などの議案が承認された。昨年度に続き水揚げ総額は1億円超となったが、カジキの水揚げはコロナ禍以降、1000本を切っている。事業利益はマイナス1061万円、当期純利益は1266万円の黒字となった。
23年度は事業総利益3052万円に対し、事業管理費が4114万円で1061万円のマイナスだった。
総水揚げ高は114・7㌧(前年度比2・2㌧減)だったが、水揚げ額は1億188円(同112万円増)となった。
23年度のカジキの水揚げは940本。18年が1182本、19年が1347本と1000本を超えていたが、コロナ禍で漁獲量が落ち込んだ。前年度比では41本増だった。
マチ類の水揚げ額は1116万円、マグロ類は364万円だった。キンメは2080万円で全体の約2割を占めた。
カジキや干物、セーイカなどの加工事業収益は3397万円。ふるさと納税によるカジキ返礼品で940万円の売り上げを計上した。
このほか、遊漁者の入域者はリピーター客として安定し、遊漁専業を営む組合員も増加しているとした。
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