地域経済再生へ決意
- 2024年08月11日
- 社会・経済
石垣市商工会(大濵達也会長、会員数1858)の設立50周年記念式典・祝賀会が10日午後、アートホテル石垣島で開催された。参加した会員や来賓らは、半世紀の歩みを振り返るとともに、今後の新しい社会経済システムの確立を見据えて、商工産業の発展を祈念。過去10年で商工会活動に尽力した功労者20人の表彰もあった。
同会の歴史は、1974年5月25日の設立総会で特別認可法人「八重山商工会」が立ち上がり、同年8月10日に設立登記が完了したことから設立記念日を「8月10日」に設定。78年に婦人部と青年部を設立、81年6月に石垣市商工会へ改称。81年には商業、建設、観光の三部会も設置され組織としての体制を整えた。
式典で大濵会長は、異業種の各会員が地域発展に向けた活動内容や、同会が石垣市で唯一の総合経済団体に成長していることを誇らしげに紹介。昨年度のマル経融資が沖縄公庫と連携して「県内トップの成果を達成できた」と述べ、「厳しい地域経済の再生へ課題は山積しているが、社会インフラの整備や新しい社会経済システムの確立を見据え、会員皆さまと供に地域振興と発展のためにまい進したい」と決意した。
中山義隆石垣市長は祝辞で「半世紀もの長きにわたり、市の産業発展に尽力し感謝申し上げる。市商工会は(コロナ禍の中で)迅速、的確な支援を行い、地域経済の回復と安定に貢献してきた。地域の皆さまにとって大きな励みと希望になった」と功績をたたえた。
このほか、米須義明県商工会連合会長、市商工会と姉妹提携をしている犬山商工会議所の髙橋秀治会頭、長濱広明八重山事務所長が来賓祝辞を述べた。
祝賀会は、女性部による鷲ぬ鳥節で座開き、青年部が南鷲大太鼓でこの日のために「創作太鼓」を復活させて演奏。平田大一&大城クラウディアによるステージもあった。
会場には行政、金融機関、観光関連、旅客輸送、建設産業、第1次産業、陸上自衛隊石垣駐屯地などから来賓者が招待され、記念日を祝福した。
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