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サンゴ観察や釣り満喫

釣り上げたグルクンに大喜びの子どもたち=10日午前、名蔵湾

釣り上げたグルクンに大喜びの子どもたち=10日午前、名蔵湾

釣り上げたグルクンに大喜びの子どもたち=10日午前、名蔵湾

漁業者の教えを受けながらサビキ釣りに挑戦する参加者

八重山漁協初の支援事業

 八重山漁業協同組合は10日、石垣市まちづくり支援寄付金を活用し、漁業の魅力や課題について伝えようと小中学生らを対象に初の自然体験学習を行った。サンゴ礁体験と船釣り体験の2コースに児童生徒と保護者ら計104人が夏休みの思い出にと参加し、楽しみながら漁業と海洋環境の密接なつながりを学習した。

 八漁協青年部(上原有市部長)が中心となって実施。サンゴ礁コースには児童生徒10人に保護者10人、船釣りコースにはそれぞれ50人、34人が計17隻に分かれて乗り込み、海上で2~3時間過ごした。

 サンゴ礁コースは白保海岸で行われ、地元の漁業者が案内。参加者は船上から箱メガネでサンゴ礁を観察し、サンゴ再生の取り組みについて説明を受けるなど、漁業にとってもサンゴ礁が重要であることを学んだ。

 船釣りは石垣島近海で実施。1人につき漁業者1人が付いて仕掛けやつり方を指導し、サビキ釣りでグルクンなどを狙った。魚さばきに挑戦する子もいた。

 名蔵湾で行ったグループで1番目に釣り上げていた洲鎌りおさん(登野城小6年)は「船釣りは前に1回やったことがあるが、釣りはしなかったので今回は楽しかった。魚をさばくのも意外と簡単だった。海にはいろんな魚がいるんだと思った」と興味が湧いた様子。

 10匹以上の釣果を挙げた小学2年男子は「大漁だった。漁業者といっしょに釣ることができて楽しかった」と笑顔をみせた。

 上原部長は「こうした自然体験体験が現状を勉強し、海や水産業に興味を持つ足がかりになればと思う」と期待した。

  • タグ: 石垣市まちづくり支援寄付金八重山漁業協同組合
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