石垣市職員が居眠り運転
石垣市むらづくり課の職員がリース公用車を運転中に居眠りをして自損事故を起こしていたことが分かった。車両が全損したため、市がリース会社に損害賠償金として170万8250円を支払う。7日の臨時市議会でこれに関する議案2件が可決された。議案が審議された総務財政委員会で宇根和昌課長は「一歩間違えれば大惨事になりかねない事故。関係者に多大な迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と陳謝した。
同課によると、事故は6月25日午後4時ごろ発生。外勤中の職員が公用車を運転し、宮良産業道路赤下橋付近の三差路から県農業研究センター方面に進行していたところ、居眠り状態となって道路左側ガードレールに衝突した。車両は使用不能となったが、職員にけがはなかった。同乗者はいなかった。
居眠りの原因については明確になっていないが、総務課によると、今年度の出退勤状況を確認したところ、残業など業務多忙による居眠りとは考えられないという。宇根課長は「本人からは運転中に眠気が来ると聞いている」と説明した。
今後の対策について宇根課長は「課内では安全運転の意識を徹底するとともに体調や運転に支障のある職員の公用車運転を控える、あるいは中止する対策を講じる」と説明、本人に対しては5日付で公用車の運転を中止し、外勤の場合は同乗者が運転するなどサポート体制をとる。
自損事故に伴う損害賠償金の財源は市加入の全国市有物件災害共済金から保険金130万9290円を充当し、残額の39万8960円は市が支出する。ガードレールも破損していることから同課が取り換える。費用は6万6000円を見積もっている
本人への処分について仲間典登総務課長は職員の分限・懲戒審査委員会で検討すると説明した。委員から「遅い」との指摘があったほか公用車へのドライブレコーダーの導入、全課での安全運転義務者の選任を求める声もあった。
契約管財課などによると、ドライブレコーダーについては全車についているかどうかは把握していないが、同課が更新した3台には付いている。市役所内の安全運転管理者は契約管財課長と総務課長の2人となっており、全課での選市職員が公用車を運転中、居眠りをして衝突した自損事故
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