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「台湾有事ありき」「先島を戦場にさせない」…

 「台湾有事ありき」「先島を戦場にさせない」「強行配備に反対」―。4日に行われた衆院選沖縄4区の公開討論会では立候補予定者3人が主張を展開、クロス討論もきわどい質問が出て白熱した▼オール沖縄の候補者選考は民主的で公正公平、オープンな選考を基本方針としている。今回の討論会は、その候補者一本化を進める新たな試みとなる▼メディアの注目を集めることも狙いの一つ。選考委員会の協議内容を記した議事録を読むと、候補者たちに注目が集まることは「大きな意義がある」としている▼糸満市で開催した討論会には地域の有権者らが足を運んだ。特に拍手は禁じられていない。そのため、どの候補者の支持者が会場に多いかわかる。拍手の割合は候補者の1人に全体の5割、ほかの2人に3割と2割といったところ▼拍手の大きさで一本化を図ることはないだろうが、実際のところ討論会による選考基準は明示されていない。何に注目して候補者を決めるのか曖昧(あいまい)なまま、討論会を開く不思議な状況となった▼いずれにせよ討論会は石垣市でも開催予定、正式に決定した。離島では国政選挙の候補者選びを間近で見ることがない。だからこそ支持者はもちろん、そうでない人も、現場の雰囲気を感じられる良い機会になる。(玉津盛昭)

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