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新城疾駆 56位

ゴールのトロカデロへ駆け抜ける新城幸也(右)=3日、パリ(琉球新報社提供)

ゴールのトロカデロへ駆け抜ける新城幸也(右)=3日、パリ(琉球新報社提供)

五輪完走 4大会連続

 第33回夏季五輪パリ大会は3日、自転車競技男子ロードレース(273㌔)が行われ、石垣市登野城出身の新城幸也(39)=バーレーン・ヴィクトリアス=は6時間28分31秒で56位でフィニッシュし、自身4度目の五輪レースを終えた。単騎参戦ながら終盤までメイン集団内でレースを進める奮闘を見せ、見事完走を果たした。地元石垣島では新城の家族や友人、後援会関係者が動画配信サービスの中継を視聴するなどして応援。レースが終わる翌朝午前1時までエールを送り続けた。

 

 レースは残り38㌔付近から飛び出し、約15㌔の独走を決めたレムコ・エベネポール(ベルギー)が6時間19分34秒で金メダルを獲得し、個人ロードタイムトライアルとの2冠を果たした。

 レースはトロカデロ広場を発着点とする総距離273㌔のコースで行われ、52カ国から出場した90人で争われた。選手らは獲得標高2800㍍と全体的に起伏が多いトリッキーなコースに挑み、ヴェルサイユ宮殿やシュヴルーズ渓谷、ヴァンセンヌの森、エッフェル塔などパリの名所を通る壮大なコースを疾走した。

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