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4年半ぶりの国際線定期便がこの秋にも再開される

 4年半ぶりの国際線定期便がこの秋にも再開される見通しだ。グランドハンドリング事業を担うのは、八重山高校出身の社長・又吉良氏率いるケイトマン・ザ・スカイ。又吉氏の前職は銀行マン。主に法人営業を担当していたという▼会社は、今年の3月に立ち上げたばかり。航空業界に在籍する同級生らの後押しを受けて約30人のスタッフでスタートを切った。会社設立の最大の課題は資金調達だったというが前職の経験を生かして乗り越えた▼定期便就航についてはチャイナエアラインと香港エクスプレスが昨年、再開を打診しているが石垣側の態勢が整わず、実現には至らなかった。ついに日本最南端の国際線空港が再始動する▼インバウンドの増加を見込んだ南ぬ島石垣空港の国際線ターミナル増築工事は2022年3月に完了しているが、2年以上もの間、グランドハンドリングや保安検査の人員がそろわず使われないままになっていた▼国際線再開を待望していたのは、観光業界だけではないだろう。八重山から海外へ行くには一度、島を出てから那覇や本土の空港での乗り換えが必要だった。今後、格安航空会社が就航すれば気軽な海外旅行も可能になる▼台湾、香港、東南アジアの国々。どの地域へ向けての定期便が開設されるのか。今から楽しみだ。(立松聖久)

 

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