八重山毎日新聞社

　大型で強い台風6号は23日午後6時現在、沖縄の南にあり1時間におよそ20㌔の速さで北北西に進んでいる。石垣市と竹富町に午後6時15分、与那国町には同9時15分に暴風警報が発令された。石垣島地方気象台によると台風3号は今後、発達しながら北へ進み、石垣島には24日朝、与那国島には同日昼すぎに最接近する見込み。23日、石垣島と離島を結ぶ海の便は午後以降は全便欠航。空の便は午後6時以降の便で欠航が相次いだ。

　24日は空の便、海の便ともに全便欠航を決めており、空港、離島ターミナルとも終日、閉鎖される。

　25日は航空各社では午前中の便を中心に欠航。離島航路は、全便欠航を決めており26日は海の状況を見ながら決める。

　路線バスは、暴風警報発令時刻以降のバスターミナル出発便は全て運休。運行は暴風警報解除後、道路の安全が確認され次第、再開する。

　23日午後6時現在、台風の中心気圧は965hPaで中心付近の最大風速は40㍍、最大瞬間風速は55㍍。中心から半径110㌔以内では風速25㍍以上の暴風、南東側600㌔と北西側500㌔以内では風速15㍍以上の強い風が吹いている。

　台風は今後、発達しながら沖縄の南を北上し、非常に強い勢力で八重山地方に接近する見込みで、石垣島地方と与那国島地方では最大瞬間風速65㍍の暴風が見込まれており、石垣島地方気象台では「一部の家屋が倒壊する恐れのある猛烈な風が吹く可能性がある。暴風となる前に頑丈な建物の中に移動し、屋内では窓から離れるなど厳重に警戒してほしい」と呼びかけている。

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