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「安全堅持し精進」決意

石垣就航35周年に感謝し、「みーふぁいゆー」と書かれたプラカードなどを掲げて出発する飛行機に手を振る空港スタッフら

石垣就航35周年に感謝し、「みーふぁいゆー」と書かれたプラカードなどを掲げて出発する飛行機に手を振る空港スタッフら

ANAグループの石垣就航35周年記念式典でテープカットを行う関係者ら=22日午前、石垣空港出発ロビー

年間100万人利用、市民の翼

 全日本空輸㈱(ANA)グループは22日、石垣空港就航から35周年を迎えた。記念式典が同日、石垣空港出発ロビーで開かれ、就航からこれまでの歩みを振り返るとともに、今後の発展を誓った。ANA石垣八重山支店の木下省三支店長は「社員一同、安全を堅持するための精進を重ねていきたい。今後もご指導とご愛顧を」と述べた。

 同グループでは、1989年7月22日午後1時40分、那覇空港から石垣空港に初めて到着し、石垣―那覇間の定期便が就航。その後、石垣―福岡線、名古屋線、東京線、関西線と5線に拡充し、現在では年間約100万人が利用している。

 式典では、関係者らが35周年を祝うテープカットを行ったあと、主催者を代表して木下支店長が「就航当時は座席数126席と決して大きくない飛行機だったが、就航に至るまでに多大な支援をいただいた皆さまへの感謝の気持ちは、言葉では表せないような大きなものだった」と感謝。

 現在までの道のりは直近のコロナ禍も含めて平たんな道ではなかったとし、「厳しいときももいつもご支援や温かいお言葉をいただいた。今後もずっとこの石垣の皆さまとともに過ごすために、ぜひご指導とご愛顧を」と述べた。

 中山義隆市長は「就航以来、35年にわたり多くの観光客やビジネスマン、市民の翼としてご活躍いただいた。市役所との連携も大切にしてもらい、地元イベントへの協賛や地域社会への貢献活動を積極的に行っていただいている。今後も地域住民や観光客に愛される航空会社として市とともに成長し続けてほしい」と祝福した。

 このあと、35周年を記念したしおりを搭乗者に配布し、放水のアーチをつくって出発する飛行機を見送った。「いしがきANA祝★35周年」の文字と一緒にパイーグルの絵があしらわれた水絵も描かれ、利用客を楽しませた。

 

  • タグ: 石垣市ANA就航35周年
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