独特のカムラーマ奉納
- 2024年07月23日
- 芸能・文化
子孫繁栄、豊作・豊漁願う
【鳩間】ことしの五穀豊穣に感謝し、来年の豊作や豊漁、子孫繁栄を祈願する鳩間島の豊年祭が20、21日に行われた。翁が子どもたちを引き連れて子孫繁栄を願う「カムラーマ」やミルク、棒術、多彩な舞踊が奉納され、東と西に分かれてのパーレー(爬龍船競漕)はことしは西村が勝利、住民や郷友らは海からの果報を呼び込んだ。
鳩間島の豊年祭は3日間の日程で、ことしは19日にユードゥーシ(夜通し)、20日にトーピン(当日)、21日にシィナピキ(綱引き)を行う日どりとなった。
トーピンにはアイザムトゥと呼ばれる十字路で東村、西村の旗頭が合流。その後、髭川御嶽横の広場桟敷に場所を移すと、ミリクが五穀を携えた女性らを引き連れて登場した。
鳩間島独特のカムラーマは演者全員が黄色の衣装をまとい、翁が子どもの頭を扇でなでると子どもたちはその場にしゃがみ込み、御利益を授かった。その後、東と西村それぞれが六尺棒やサク棒を力強く披露。婦人部らもマミドーマやイニシリ節、鳩間の豊年祭などの舞踊を奉納した。
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