八重山毎日新聞社

　石垣海上保安部（田中健彦部長）の2024年「海の日」海事関係功労者伝達表彰式が19日午後、石垣港湾合同庁舎で開かれ、多年にわたり海上保安業務への協力や広報啓発、海洋環境の保全などに尽力した10個人に田中部長から表彰状が伝達された。

　海上保安庁長官表彰を受けた海上保安協会八重山支部幹事の宮里安昌さんは、八重山ダイビング協会を立ち上げ、初代会長を務めた。海保や漁協、市町村と連携して八重山の海上保安業務の発展に尽力した。宮里さんは「すごい名誉賞をいただいた。行政や地域で協力して訓練などを行い、八重山が水難事故のない地域になってくれたら」と期待した。

　同じく長官表彰を受けた伊良部幸吉さんは海上保安協力員として15年間、海上防犯に関する活動や海洋環境の保全などに尽力した。伊良部さんは「名誉ある賞をいただき感無量。これを機にこれからもますます頑張っていきたい」と意気込んだ。

　同保安部の田中部長は「これからも八重山の美しい安全な海を守っていくために引き続き協力をお願いしたい」と感謝した。

　受賞者は次のみなさん。

〈海上保安庁長官表彰〉

　▽宮里安昌（海上保安協会八重山支部幹事）▽伊良部幸吉（海上保安協力員）

〈第11管区海上保安部長表彰〉

　▽渥美眞次（海上保安協会八重山支部副支部長）▽松田新一郎（同支部幹事）▽砥板芳行（同）

〈石垣海上保安部長表彰〉

　▽大浜一郎（海上保安協会八重山支部幹事）▽伊良部幸吉（同）▽與那國光子（同）▽下地久美子（同）▽水上雅生（同）▽前津英次（海上保安協力員）

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