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八重山は海洋性気候で風があり本土の盆地…

 八重山は海洋性気候で風があり本土の盆地地域のような気温35度以上にはならないと自慢してきたが、最近の温暖化は、それを打ち消すような状況▼19日には西表島で観測史上最高の35・9度を記録した由。この分では、地球温暖化がますます進むと本土同様に39度、40度超えも記録されるのでは▼子どもたちとの夏休み旅行で京都を訪ねた折、37度を体験したことがある。じっとしていても汗が噴き出してくるし、体は火に当たっているようなほてりが続く。たまりかねた子どもたちは、クーラーの効いた観光バスから外へ出ようとしない。おかげで清水寺以下寺社、名勝のほとんどを見ないまま京都を離れた▼この高気温は近年、本土では頻発。毎年この時期になると更新記録が話題に上る。幸いなことに八重山地方は風があり気温が上がっても緑陰に入れば涼が取れるので何とかしのげる▼昨日の新聞は新垣幸子氏人間国宝の記事満載。一昨日のTVニュースに続き万歳を叫んでしまった。ふた昔前、直木賞作家の高橋治氏が朝日新聞紙上で新進の新垣幸子氏を取り上げ紹介していた。彼は手わざの巧みを描くことにたけていて新垣氏の今日を見通していたかのような描写で同時代の石垣島に住んでいる私たちを誇らしく思わせ鼓舞するものだった▼今夏一の涼報。(仲間清隆)

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