八重山毎日新聞社

　第47回若い経営者の主張発表県大会（主催・県商工会青年部連合会）で石垣市商工会青年部の平良勝幸さん（40）が県知事賞を受賞し、9月に熊本県で開催される九州大会に県代表として出場する。同部から5年ぶりの九州大会出場となる。平良さんは16日、市商工会の大濵達也会長を訪ね、「九州を勝ち抜き17年ぶりの全国大会出場を目指す」と決意を語った。

　県大会は6日、恩納村コミュニティセンターで行われ、県内4支部それぞれの代表が登壇した。

　先島代表の平良さんは応援に駆けつけた仲間たちに見守られながらトップバッターで発表。「勇往邁進！　青年部の挑戦と復活」と題して青年部活動で得た多くの仲間、共に取り組む事業の達成感を紹介した。

　県大会本番に向けては原稿を完全に暗記し、寝る間も惜しんで話し方や表現方法を練習。青年部長を務めていた時に襲ったコロナ禍の中で実施した医療従事者に対する支援やコロナで中止していた同部主催の「夜市」の復活などの体験を堂々と発表した。

　大濵会長は「5年ぶりに旗が海を渡ってきた。期待通りに成績を収めてくれたと思う。九州でも優勝し、全国出場を手にしてほしい」、翁長慶次青年部長は「九州で優勝を果たし、17年ぶりの全国を狙ってほしい。われわれも全力でバックアップする」と激励した。

　平良さんは「青年会のメンバーを中心にみんなで島を盛り上げたことが評価された。みんなで取った賞だ。内容をさらにブラッシュアップして九州突破と全国優勝を目指したい」と意気込んだ。

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