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八重山マンゴー過去最高

机に並べられたマンゴー一つ一つを会員らが試食。味や見た目などを評価し、投票した=12日午後、八重山合同庁舎会議室

机に並べられたマンゴー一つ一つを会員らが試食。味や見た目などを評価し、投票した=12日午後、八重山合同庁舎会議室

研究会品評会 平均糖度16・0度

 八重山マンゴー研究会(根間幸善会長、21経営体)の栽培技術向上を目的とした品評会が12日、県八重山合同庁舎で開催された。出品された石垣島と西表島の会員が生産したマンゴーの平均糖度は過去最高の16・0度を記録。同会理事の川満起史氏は「品評会は一年に1回の答え合わせ。さらなる高品質を目指し、今回の結果を来年につなげていきたい」と話した。会場では生産者や一般の人が試食し、ことしの八重山産のマンゴーの品質を評価した。

 今回で14回目を迎えた品評会には石垣島産8点、西表島産3点のほかに、参考出品として糸満市の縁’s Farm、県農業研究センター石垣支所からそれぞれ1点の合わせて13点が審査された。

 会員が出品したマンゴーの糖度は、14・9度から18・5度。平均糖度は、過去最高だった昨年の15・3度を大幅に上回る16・0度を記録した。15度以上は高糖度とされ、JAおきなわが定める「プレミアムマンゴー」の基準に匹敵する値となった。

 会場では、生産者の名前が伏せられた状態で机に並べられたマンゴーを会員と関係者、一般が試食。▽色や形など見た目の良さ▽甘さ▽酸味▽甘さと酸味のバランス▽濃厚さ▽なめらかさ(繊維の少なさ)―などの観点から評価。最もおいしいと感じた2点と見た目が美しいと思う2点に投票した。

 同研究会事務局の八重山農林水産振興センター農業改良普及課によると、3月中旬から下旬にかけて日照時間が少なかったことから着果不足が見られ、今期生産量の見込みは前年比36㌧減の211㌧となっている。

 川満氏は「多くのお客から注文をもらっているが、すべてに対応しきれない状況。品質を落とさずに収量を上げることが今後の課題だ」と話した。

 品評会の結果は集計されたのち、会員に報告される。

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