新紙幣の流通が本格化 市内銀行で取り扱い開始
今月3日に20年ぶりに発行された新紙幣(1万円、5千円、千円)が9、10日、石垣市内にも運び込まれ、銀行窓口で取り扱いが始まった。八重山でも新しい紙幣の流通が本格化する。
このうち、沖縄銀行八重山支店(前田晋支店長)には10日午前8時半前、現金輸送車が到着。ジュラルミンケースに入った紙幣を引き取った行員が午前9時の開店に向け両替対応の準備をした。
店舗前には新紙幣を目当ての客もおり、開店と同時に窓口でさっそく紙幣の交換(両替)を行った。両替第1号となった宮城健さん(70)=新栄町=は、各金種10枚ずつ計16万円分を新紙幣に交換。刷新されたデザインを手に笑みがこぼれた。
宮城さんは3日の発行当日も同店に来店したが、取り扱いが10日からだと知り、この日を待ちわびていたという。紙幣の指触りを確認しながら「新品で特別感がある。今日両替したお札はしばらく使わずに記念に取っておきたい」とうれしそうに話した。
同店では今月12日まで各金種1人当たり10枚まで両替可能とし、16日から当面の間は各金種1人当たり100枚まで両替できる。今月いっぱい手数料は無料。
琉球銀銀行、沖縄海邦銀行の両八重山支店も10日から取り扱いを開始。琉銀では今月いっぱい、キャッシュカードか通帳の提示で交換の手数料が無料となる。海銀では同一金種の場合に交換無料、異なる金種への交換・両替は所定の手数料が発生する。
JAおきなわ八重山支店では今週中に取り扱いを始める。八重山管内の郵便局は取り扱い時期が未定となっている。
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