近ごろスポーツ関連の取材が多い。中体連や
- 2024年07月10日
- 不連続線
近ごろスポーツ関連の取材が多い。中体連や高校総体、今は高校野球のシーズンに入った。実はいろいろな競技をみながら、選手間のやりとりに注目している▼もちろん試合中の会話を聞くわけだから、大きな声しか聞き取れない。監督の指示出しや、選手同士の声掛け、士気の高め方など学ぶことも多い。でも、たまに変な場面をみかけることがある▼ある日の高校野球では、守備側のベンチにいる選手が「逆方向の強打はない」と打者の傾向を叫んだ(9日付10面)。最終的に打席の左打者は逆方向に打たず、引っ張るライト前ヒットで出塁した▼さて、このベンチの呼び掛けだが、普通なら「ライト警戒」ではないのか。打者の弱点をあれこれ言うのはどうなのか。一連の発言を日本高等学校野球連盟は「発する必要がない」、県高野連は「生徒が興奮してやった経緯があるのかもしれない」と推測、投手の投球関連動作時は静かにするよう求めている▼そもそも高校野球はマナーに厳しい。例えばベースコーチによる「セーフ」のジェスチャー、本塁打を放った打者や得点した走者の出迎えは認められていない。派手なガッツポーズも慎むとある▼気持ちが高ぶって注意されることもあるだろうが、16強入りしたチームにはすがすがしい全力プレーを求めたい。(玉津盛昭)
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