八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

近ごろスポーツ関連の取材が多い。中体連や

 近ごろスポーツ関連の取材が多い。中体連や高校総体、今は高校野球のシーズンに入った。実はいろいろな競技をみながら、選手間のやりとりに注目している▼もちろん試合中の会話を聞くわけだから、大きな声しか聞き取れない。監督の指示出しや、選手同士の声掛け、士気の高め方など学ぶことも多い。でも、たまに変な場面をみかけることがある▼ある日の高校野球では、守備側のベンチにいる選手が「逆方向の強打はない」と打者の傾向を叫んだ(9日付10面)。最終的に打席の左打者は逆方向に打たず、引っ張るライト前ヒットで出塁した▼さて、このベンチの呼び掛けだが、普通なら「ライト警戒」ではないのか。打者の弱点をあれこれ言うのはどうなのか。一連の発言を日本高等学校野球連盟は「発する必要がない」、県高野連は「生徒が興奮してやった経緯があるのかもしれない」と推測、投手の投球関連動作時は静かにするよう求めている▼そもそも高校野球はマナーに厳しい。例えばベースコーチによる「セーフ」のジェスチャー、本塁打を放った打者や得点した走者の出迎えは認められていない。派手なガッツポーズも慎むとある▼気持ちが高ぶって注意されることもあるだろうが、16強入りしたチームにはすがすがしい全力プレーを求めたい。(玉津盛昭)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム